政府は、高速道路の渋滞緩和のために料金を特定の時間帯などで変える「ロードプライシング」を来年度から順次、全国で本格的に導入する方針。今年の夏ごろに国土交通省が審議会を開き、高速道路各社などとの協議を始める。政府が6月にまとめる予定の経済財政運営と改革の基本方針に考え方を盛り込む方向で調整する。東名高速道路やアクアラインなどの主要な高速道路では、平日・休日を問わず渋滞が起き、すでに一部でロードプライシングの社会実験が実施されている。地方の高速道路での通勤割引の拡充も進め、2026年度以降をめどに全国に拡大させることを目指す。(日経電子版)