ニッセイ基礎研究所・伊藤さゆりさんの解説。伊藤さんは「昨日の大統領選挙の討論会を見ていてもファクトチェックが誤った情報の格差を防ぐ効果は非常に大きなということを実感した。ただ同時にトランプさんの支持者はABCが偏っているとかファクトチェックの方が間違っているという思いを抱く可能性はあり分断に歯止めをかける役割というのは限定されているが、民主主義を守るインフラとして定着させていくのが大事。数の問題というよりは幅広い信頼と質の高さが重要」などと述べた。原油価格について野村証券・池田雄之輔さんは「貿易赤字が減る、物価が上がりにくくなるので生活コスト面からは助かる。背景にあるのは中国景気の弱さ。資源需要が減ってきている。中国の弱さはグローバルにモノ需要の弱さに波及してしまうので日本の機械の輸出が弱まってしまう。他の国が弱くて日本からの輸出が弱くなるのが一番悪いパターン。米国のインフレが下がり米国の金利が低下しドル安円高になるのは良いパターン。需要が弱くなるのは問題が多い」などと述べた。(日経電子版)