土屋剛俊さんは「アメリカの関税を振り返って見ると、2025年の平均関税率は1933年以降最高水準となっています。NY金のチャートを見ていると、1970年の86倍になっています。金は貴金属なのでそのものに価値があり、投資対象というより安定資産と考えると良いと思います。これから金価格を見る場合、地政学理数などに注目すると良いと思います」、石黒英之さんは「金の価格高騰は、トランプ関税などによる投資家の不安心理をよく表していると思います」などと話した。また、債務抑制転換へ改憲が可決したドイツについて、土屋さんは「ドイツは財政的には本当に優等生なのですが、第一次世界大戦後、ハイパーインフレーションになりました。だから、ドイツではインフレだけは絶対だめだというトラウマのようなものがあるんですよね。EUは厳しい財政規律をしていて、その模範がドイツでした。ですから、ドイツの財政緩和はユーロ崩壊への第一歩ではないかと見ています」などと話した。