2日、日本維新の会の鈴木宗男議員が、ロシア・モスクワを訪問し、ロシア太平洋地域を担当するルデンコ外務次官や、前駐日ロシア大使ガルージン次官と会談をした。ルデンコ次官は「数十年に渡る国家間協力の積み重ねが、西側の反ロシア路線によって意図的に破壊されつつある」と批判した。鈴木議員は、北方領土の元島民の墓参りの再開と、日本漁船の安全操業の交渉開始を求めたという。また、鈴木議員は、今回のロシア訪問について、日本政府や所属政党と打ち合わせをしておらず、ロシアと長年向き合ってきた政治家として、旧知の人たちと会ったと訪問趣旨を説明した。ロシアには5日まで滞在し、連邦議会の議員らと会談をするという。一方、松野官房長官は「ロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を出している。どのような目的であれ、ロシアへの渡航はやめていただくよう国民に求めている」と述べた。また、松野長官は、鈴木議員からロシアへの渡航に関し、事前に連絡はなかったとしている。
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