岸田総理と麻生副総裁の関係悪化のきっかけは「公明党」。5月末、公明党は政治資金パーティー券購入者の公開基準の大幅引き下げを迫った。自民党の10万円超に対し公明党は5万円超を主張。こうした中、5月29日に東京都内で岸田総理、麻生副総裁、茂木幹事長で会食があった。その際、麻生副総裁は「譲歩しようなんて思わないことです、党内が持ちませんよ」。茂木幹事長は「公明党が採決で反対しても維新を巻き込めば法案は通せる」と公明党への譲歩に反対の姿勢を示したという。維新の抱き込みには、公明党に「決裂も辞さず」との姿勢を見せて揺さぶる狙いもあったのではとみられている。しかし、岸田総理は公明に譲歩。結果的に公明党案を丸のみする「公開基準5万円超」に引き下げで合意した。これに対して麻生副総裁は公然と不満を漏らし、2人の関係悪化がささやかれた。そんな中、きのう都内のホテルで岸田総理と麻生副総裁が2人だけで約2時間会食をした。会食後に岸田総理は「いろいろアドバイスをいただいた、有意義な会だった」と話したちう。田崎氏は「岸田総理は麻生氏との関係修復の手がかりをつかんだ」、佐藤氏は「麻生氏はめちゃめちゃ怒っているが、自身の影響力を残すために岸田総理再選のカードは捨てられないのでは」などとコメントした。スタジオでは「法案を通せなかったら岸田さんは完全に終わっていた。また法案は成立したが中身としてはまだ不十分」といった声があがった。
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