国会は最終盤を迎え、立憲民主党が岸田内閣への不信任決議案を提出した。不信任案には維新、共産、国民などが賛成する見通しで、野党が結束して岸田総理に退陣を迫った形。立憲は裏金事件を巡る対応が不十分だとして不信任案を提出したが、このあと否決され打つ手がないまま閉会を迎える。今後は地方選挙や党の代表選挙で存在感を示し、政権交代への勢いをつけたい考え。自民党は、心の中では不信任に賛成だと漏らす人もいて、岸田総理の退陣論は強まっている。ある中堅議員は国会閉会は総裁選に向けた号砲だと話していて、ポスト岸田とされる茂木氏や石破氏が会合を重ねるなどの動きも出ている。岸田総理はあす記者会見に臨む。自民党内にはその場で「総裁選には出ません」と宣言することが一番スムーズだとの声も出ている。
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