先の衆議院選挙を受けた特別国会があす召集され、衆参両院で総理大臣指名選挙が行われる。石破総理大臣が再び選出される公算が大きくなっていて、石破総理大臣は、選出されれば、直ちに新内閣の組閣に臨み、あす中に第2次石破内閣を発足させることにしている。特別国会召集を前にきょう、石破総理大臣は日本維新の会の馬場代表と党首会談を行った。この中で石破総理大臣は“さらなる政治改革を実現したい”として、日本維新の会の協力を求めた。これに対し、馬場氏は、“ことし5月に岸田前総理大臣との間で交わした旧文通費、今の調査研究広報滞在費の使いみちの公開などを盛り込んだ政治改革に関する合意が実現しておらず、両党の信頼関係は損なわれている”と指摘した。その上で、“今後、召集が見込まれる臨時国会までに具体的な形で実行されない場合は、予算案や法案の成立には協力できない”という考えを伝えた。石破総理大臣は、あすは立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表とそれぞれ党首会談を行うことにしている。会談では、政治資金規正法の再改正や、いわゆる「年収の壁」の見直しなどを巡って意見が交わされるものと見られる。あす召集される特別国会。衆参両院の本会議では総理大臣指名選挙が行われる。衆議院では与党が過半数を割り込む中、1回目の投票で決着せず、石破総理大臣と野党第1党の立憲民主党の野田代表との決選投票になる見通し。衆議院での決選投票は30年ぶりとなるが、野党側による一本化は困難な情勢で、石破総理大臣が再び選出される公算が大きくなっている。石破総理大臣は、選出されれば直ちに新内閣の組閣に臨み、あす中に第2次石破内閣を発足させることにしている。
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