- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像。
先の衆議院選挙を受けた特別国会があす召集され、衆参両院で総理大臣指名選挙が行われる。石破総理大臣が再び選出される公算が大きくなっていて、石破総理大臣は、選出されれば、直ちに新内閣の組閣に臨み、あす中に第2次石破内閣を発足させることにしている。特別国会召集を前にきょう、石破総理大臣は日本維新の会の馬場代表と党首会談を行った。この中で石破総理大臣は“さらなる政治改革を実現したい”として、日本維新の会の協力を求めた。これに対し、馬場氏は、“ことし5月に岸田前総理大臣との間で交わした旧文通費、今の調査研究広報滞在費の使いみちの公開などを盛り込んだ政治改革に関する合意が実現しておらず、両党の信頼関係は損なわれている”と指摘した。その上で、“今後、召集が見込まれる臨時国会までに具体的な形で実行されない場合は、予算案や法案の成立には協力できない”という考えを伝えた。石破総理大臣は、あすは立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表とそれぞれ党首会談を行うことにしている。会談では、政治資金規正法の再改正や、いわゆる「年収の壁」の見直しなどを巡って意見が交わされるものと見られる。あす召集される特別国会。衆参両院の本会議では総理大臣指名選挙が行われる。衆議院では与党が過半数を割り込む中、1回目の投票で決着せず、石破総理大臣と野党第1党の立憲民主党の野田代表との決選投票になる見通し。衆議院での決選投票は30年ぶりとなるが、野党側による一本化は困難な情勢で、石破総理大臣が再び選出される公算が大きくなっている。石破総理大臣は、選出されれば直ちに新内閣の組閣に臨み、あす中に第2次石破内閣を発足させることにしている。
米国大統領選挙。日本時間のきょう午前、全米すべての州の大勢が判明した。すでに当選を確実にしているトランプ氏は7つの激戦州すべてを制した。獲得した選挙人は全米の過半数の270人を超える313人、民主党のハリス副大統領に大差をつけた。トランプ氏はどんな人事を行い、どんな外交を展開するのか、2期目への動きに注目が集まっている。トランプ氏とバイデン大統領は13日、ホワイトハウスで会談することになった。政権の移行に向けて協議する見通し。トランプ氏は6日の演説のあと、公の場所に姿を見せていない。フロリダ州の自宅で陣営幹部などと共に、閣僚人事の検討を進めていると見られる。トランプ氏は人事に関連して9日、SNSで1期目の政権で国連大使を務め、今回、共和党の指名を最後まで争ったヘイリー氏と国務長官などを務めたポンペイオ氏について“政権に招くつもりはない”と明言した。
私たちの暮らしに欠かせない介護の現場で、デジタル技術の導入が進んでいる。その背景には、介護の人手不足がある。介護が必要な高齢者の数。介護保険制度が始まった2000年にはおよそ218万人だったが、ことしはおよそ717万人と3.2倍に増えている。一方、介護を支える側は人手不足が一層深刻な状況。介護事業者の年間の倒産件数は今年は先月までに145件と、すでに過去最多となっている。大分市にある施設で進めているのが介護のデジタル化。毎日欠かせない利用者の血圧測定。結果を音声入力で記録することで、かかる時間をこれまでの10分の1程度に短縮した。職員が常に身につけているのはヘッドセット。離れた場所にいても素早く情報共有ができる。利用者のベッドの下にはセンサーが。心拍数や呼吸数、寝返りを計測するためのもの。共用スペースにあるパソコンで利用者全員の状態をリアルタイムで把握できるようになっていて、センサーが異変を感知するとすぐに知らせる。こうしたデジタル化で職員の負担を軽減した結果、離職率は6%と全国平均の13.1%を大きく下回っている。介護現場で大きな課題となっている人手不足。施設の閉鎖という深刻な事態に至るケースも。北海道弟子屈町に住む男性。一緒に暮らす95歳の父親が脳梗塞の後遺症のリハビリや入浴のために通所施設を利用していたが、ことし9月に閉鎖したためサービスが受けられなくなった。そのため、男性の姉が車で片道1時間半かけて自宅を訪れ、2人で父親の入浴の介助をせざるをえなくなった。今月から週1回、訪問介護サービスを受ける予定だが、リハビリは受けられないため父親の運動機能が一層低下するのではないかと心配している。国は、こうした人手不足がさらに大きな課題になることが見込まれるとして現場でのデジタル技術の活用を後押ししている。今年度、介護施設がより効率的に仕事を進める目的でデジタル化を推進した場合、介護報酬が加算される改定も行われた。介護の問題に詳しい淑徳大学・結城康博教授は、介護のデジタル化について、一定の効果を認めつつ「介護報酬を3%から5%ぐらい少なくとも上げていかないと、他産業との人材獲得競争に勝てない」と述べた。
宮内庁は、容体が悪化した101歳の三笠宮妃の百合子さまについて、全身の機能の低下に大きな変化はなく、一般病室で療養を続けられていると明らかにした。入院先の病院には、きょうも見舞いのため、孫の三笠宮彬子さまと彬子さまの妹の瑶子さま、それに高円宮妃の久子さまが相次いで訪問された。
フィギュアスケートNHK杯。最終日のきょうはエキシビションが行われ、選手たちが華麗な演技を披露した。女子シングルの坂本花織選手は、3年ぶりのNHK杯優勝でグランプリシリーズ2連勝となった。坂本選手は「新たな経験になった、どんどん自信をつけたい」などとコメントした。男子シングルでNHK杯連覇の鍵山優真選手。1年3か月後のオリンピックに向けた手応えも口にした。鍵山選手は「目標の300点台突破したがノーミスとはいかない、しっかり修正し一歩一歩のぼっていけたら」と語った。
全国の気象情報を伝えた。
明日からの気温の上昇について言及。