日本維新の会は、きょう東京都内で党大会を開き、社会保険料の引き下げなど、4項目の新たな活動方針案が了承された。吉村代表が就任して3カ月での初めての党大会で、新体制の国会対応に当初は「反対意見が多く出るのでは」との懸念があったが、夏の参院選に向け、党の結束を確認する大会となった。党大会では、新たな活動方針として「次世代のための党」を目指すとして、社会保険料を下げる改革と教育無償化、統治機構改革などに加え、憲法改正の4項目を掲げた。党大会は順調に進行したものの、ある維新議員は「当初案には、憲法改正が入っておらず、馬場前代表が激怒した」と述べるなど直前で活動方針を追加して、紛糾を回避するといった一幕もあった。また、夏の参議院選挙については「与党過半数割れを実現する」と掲げたが、維新の獲得議席の目標には触れなかった。大会後、吉村代表は会見で、「与党連立に入ることは考えていない」と述べ、野党の立場で政策実現を目指すことを強調した。
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