日本航空の本社で、セミナー中に首都直下地震が発生したという想定の訓練が行われた。訓練では青色のビブスをつけた日本航空の社員15人が参加。セミナー参加者役は慶應義塾大学の学生。学生たちは訓練の仕掛け役で、被災者役をリアルに演じる。およそ15分の訓練が終了すると参加者からは様々な「自分のいる場所の危険性を理解していないから答えられない」「誰が判断を下すのか決めておく必要がある」など課題が出された。航空会社と大学という異業種の訓練の背景には、外部の知見を取り入れて自分たちの防災意識を高めるという目的があるという。