日本航空で初の客室乗務員出身の女性社長が誕生した。新社長に就任したのは鳥取三津子専務。鳥取氏は1985年に客室乗務員として当時の東亜国内航空、後の日本エアシステムに入社した。この年日本航空123便墜落事故が起きた。会見で鳥取氏は、当時を知る者として安全運航の大切さを次世代に継承していくと述べた。また今月2日海上保安庁機との衝突事故で“奇跡の脱出劇”と称された客室乗務員の行動について「誇らしく思う」と述べた。記者から女性が社長に就任する強みを聞かれると、女性社員に次のステップへの後押しになれればうれしいと答えた。元JAL機長・小林宏之さんは、京セラ・稲盛和夫氏から、パイロット出身の植木氏、整備出身の赤坂氏と社長が受け継がれた、現場感覚が重要だとされる中で決して不思議なことではないと述べた。岩田明子は日本企業も多様性が定着してきたように思えるとコメント。