日航機墜落事故からきょうで40年。現場の群馬・上野村で遺族らが川に灯籠を流し、亡くなった人たちを追悼した。遺族たちは今朝から御巣鷹の尾根を目指し慰霊登山を行う。夕方には、ふもとにある追悼施設「慰霊の園」で追悼慰霊式が行われる予定で、墜落時刻の午後6時56分に黙とうし、犠牲者を追悼するとともに空の安全を祈りを捧げる。一方、この40年で遺族の高齢化が進んでいるほか、日本航空で当時から所属する正社員は全体のわずか0.1%となるなど、事故を直接知る人は少なくなっている。悲惨な事故が二度と起きないよう、どのようにして記憶の風化を防ぎ、教訓を語り継いでいくのかが課題となっている。