ティッシュペーパーの製造工程で重要な役割を担うパーツが、紙から水分を搾りとる抄紙用フェルト。輪の形になっていて長さはおよそ45m。抄紙用フェルトは紙を挟んでローラーの間を通ることで、その圧力を使って紙の水分を搾りとっていく。抄紙機が休まず稼働するにはフェルトが吸い取った水分を排出して洗浄する工程も組み込む必要がある。抄紙用フェルトが水分をどれだけ搾り取れるかが紙の品質を左右する。紙が含む水分を1%削減すれば乾燥などにかかるエネルギーを5%減らすことが出来るという。今回のガリバーは抄紙用フェルトをはじめ紙づくりに欠かせない様々なパーツを手がけている「イチカワ」。
