日本製鉄によるアメリカの鉄鋼大手・ USスチールに対する買収が政治問題化する中、両社のトップがバイデン大統領宛てに書簡を送っていたことが明らかになった。日本製鉄によると書簡は8日付けで橋本英二会長、USスチールのデビッド・ブリットCEOらの連名でバイデン大統領宛てに送られていたということだ。書簡の内容や目的については明らかにされていない。バイデン政権が近く買収を阻止するという一部報道があるが、今のところ発表はない。一方、日鉄の幹部は「副会長がアメリカ政府の高官と会ったのは事実。バイデン大統領から買収中止の命令が出るかはわからない」としている。