第51回日本賞の青少年向け部門で最優秀賞に選ばれた「カブール・ビューティー」(フランス)を紹介。舞台は2021年夏のアフガニスタン・カブール。女性の権利を制限するタリバンが政権を握る中、女性たちがくつろげる場所が美容院だった。ここで働くニギナ&ソフィアを1年半にわたって追いかけた。タリバンによる締め付けが日に日に厳しくなり、女性は顔を出すことすら許されなくなった。2022年夏になると、身の危険を感じたニギナはドイツ・ハンブルクに逃れていた。ソフィアもフランスへ逃れ、半年後のクリスマスに2人は異国の地で再会。2人が祖国への複雑な思いを語り、共感を呼ぶドキュメンタリーだと評価された。