2024年12月8日放送 11:00 - 11:25 NHK総合

どーも、NHK
世界唯一「日本賞」教育コンテンツの国際コンクール▽ハリー杉山

出演者
小林千恵 ハリー杉山 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像の後、小林千恵アナウンサー&どーもくんが挨拶。

特集
世界の教育コンテンツ 第51回 日本賞

今回は11月に行われたNHKが主催する教育コンテンツの国際コンクール「第51回 日本賞」の魅力に迫る。59の国と地域から、423の作品と企画がエントリー。世界中から集まった制作者や教育の専門家が審査した。幼児向け部門(0~6歳)、児童向け部門(6~12歳)、青少年向け部門(12~18歳)、一般向け部門(18歳以上)の4部門がある。授賞式で司会を務めたハリー杉山さんがゲスト。

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日本賞
幼児向け部門 最優秀賞

第51回日本賞の幼児向け部門で最優秀賞に選ばれた「ファンタスとあそぼ あめふり」(ノルウェー)を紹介。思わず口ずさみたくなる魅力的な音楽にのせ、一続きで物語を描く。アニメの世界に実際の子どもが映ることで観ている子どもも自分が入り込んだような気持ちになれる。計算し尽くされた映像表現が高く評価された。

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ノルウェー日本賞
児童向け部門 最優秀賞

第51回日本賞の児童向け部門で最優秀賞に選ばれた「ビキニをやっつけろ!」(カナダ)を紹介。上半身裸で遊んでいた女の子が両親に叱られ、母親とビキニを買いに行くことに。ビキニを着て憂鬱な気持ちでプールに行った彼女を待っていたのはビキニを着た男の子たちだった。勇気を与えてくれるユーモラスな作品だと評価された。

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カナダ日本賞
世界の教育コンテンツ 第51回 日本賞

第51回日本賞の受賞作についてスタジオトーク。ハリー杉山は幼児向け部門で最優秀賞に選ばれた「ファンタスとあそぼ あめふり」について「大人のボクでも動きをマネしたくなる。キッズたちも飽きないで観ていられる」などと語った。児童向け部門で最優秀賞に選ばれた「ビキニをやっつけろ!」について「映像がオシャレ。エネルギーを感じられる」と語った。映像を紹介した際には子どもたちの胸の部分にぼかしが入っていたが、オリジナルには入っていないと小林アナが説明した。作品の舞台はカナダ東部のケベック州。英語とフランス語の両方が使用されている地域。フランス語圏では上半身が裸の女児を撮影することに抵抗はなかったが、英語圏では児童ポルノではないかと指摘されたという。ハリー杉山は後半部分で登場するビキニを着けた男の子たちを観て、シェイクスピア作品のようなカタルシスを感じたと語った。

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ウィリアム・シェイクスピアケベック州(カナダ)日本賞
青少年部門 最優秀賞

第51回日本賞の青少年向け部門で最優秀賞に選ばれた「カブール・ビューティー」(フランス)を紹介。舞台は2021年夏のアフガニスタン・カブール。女性の権利を制限するタリバンが政権を握る中、女性たちがくつろげる場所が美容院だった。ここで働くニギナ&ソフィアを1年半にわたって追いかけた。タリバンによる締め付けが日に日に厳しくなり、女性は顔を出すことすら許されなくなった。2022年夏になると、身の危険を感じたニギナはドイツ・ハンブルクに逃れていた。ソフィアもフランスへ逃れ、半年後のクリスマスに2人は異国の地で再会。2人が祖国への複雑な思いを語り、共感を呼ぶドキュメンタリーだと評価された。

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カブール(アフガニスタン)ターリバーンハンブルク(ドイツ)フランス日本賞
第51回 日本賞 受賞作品の魅力

第51回日本賞の青少年向け部門で最優秀賞に選ばれた「カブール・ビューティー」についてスタジオトーク。ハリー杉山は「可愛そうと思うより、2人の絆の強さを感じた」などと語った。アフガニスタンではタリバン政権によって、1万を超える美容室が閉店に追い込まれ、2人が働いていた店も無くなったという。

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アフガニスタンターリバーン
一般向け部門 最優秀賞

第51回日本賞の一般向け部門で最優秀賞に選ばれた「ハグしてもいい?」(イギリス・イラン・ドイツ)を紹介。4部門の最優秀賞から選ばれるグランプリ日本賞にも選ばれた。イランは安全を守るためという考えで女性に様々な制約を課している。一方で男児に対する性的虐待が多くあるが、「男は強くあれ」という考えも強く、被害者は声をあげることができないという。夫・ホセインが幼少期に性的虐待を受けていたことを妻であるディレクターに告白したことがきっかけで制作された。妻が夫にかけた言葉が「ハグしてもいい?」だった。ホセインは9歳の時に親戚のおじさんから性的虐待を受けていることを告白したが取り合ってもらえなかった。大人になって改めて両親に告白。父は息子と向き合えていなかったことにようやく気づいた。

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イギリスイランドイツ日本賞
第51回 日本賞 受賞作品の魅力

第51回日本賞の一般向け部門で最優秀賞に選ばれた「ハグしてもいい?」についてスタジオトーク。ハリー杉山は「イランで男児が性的虐待を受けている現状をよくぞ伝えてくれた。文化や社会を動かすことができる作品」と評価した。ディレクターを務めたエラヘ・エスマイリさんが作品への想いを語ったVTRを紹介。「イランではタブーとなっているが、夫の勇気によって作品ができた」などと語った。

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エラヘ・エスマイリ

第51回日本賞の受賞作はEテレで21日に放送すると告知した。

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日本賞

日本賞の司会を5年続けて務めたハリー杉山は「日本賞に出展される作品に年々、心を動かされるようになった。心を動かす教育コンテンツの力に圧倒される」と語った。作品視聴後に行われるディスカッションも魅力だという。

(エンディング)
次回

「どーも、NHK」の次回予告。

どーもくんがいく!

11月3日にNHK大阪放送局で行われた「どーもくんがいく!」の様子を紹介。「どーもくん」と「うたのおねえさん」の親子向けイベント。

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どーもくんがいく!

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