来年用の年賀はがきの販売がきょうから始まった。都内にある文具店で先月から販売を始めたのが、今後、年賀状を出すのをやめることを伝えるはんこ。年賀状じまいを伝えるニーズがあるのではないかと考えた。お年玉付きの年賀はがきの歴史は、昭和24年までさかのぼる。戦後の物不足が続く時代を反映して、ミシンや桐タンスなどが当せん賞品だった。その後、販売枚数が増加するとともに、賞品も時代に合わせて変化していった。しかし、年賀状を取り巻く状況は年々厳しさを増している。新年のあいさつをSNSやメールでするケースや企業の間ではコスト削減や環境への配慮から、取りやめる動きが出ている。さらに、郵便料金の値上げに伴い、来年用の通常の年賀はがきもこれまでの63円から85円となる。日本郵便は、需要の落ち込みを見込んで当初の発行枚数を前の年より25%減らして販売する。
年賀状の送り先に食品や日用品などを贈ることのできる新たな商品。受け取った人は、QRコードからアクセスするサイトを通じてギフトを受け取ることができる。日本郵便・千田哲也社長は「付加価値をつけながら年賀状の気持ちをどう客に訴え伝えることができるかやっていきたい」とコメント。
年賀状の送り先に食品や日用品などを贈ることのできる新たな商品。受け取った人は、QRコードからアクセスするサイトを通じてギフトを受け取ることができる。日本郵便・千田哲也社長は「付加価値をつけながら年賀状の気持ちをどう客に訴え伝えることができるかやっていきたい」とコメント。