きょう2日目の金融政策決定会合を開いている日銀は“物価が想定より上振れして推移しているものの、本来目指している賃金の上昇を伴った物価上昇にはまだ至っていない”として金融緩和を続ける必要があると考えている。「イールドカーブ・コントロール」の枠組みをめぐっては、金利の上昇圧力が高まった場合に国債を大量に買い入れて金利を抑え込むことを迫られて、金融政策の持続性をいかに持続するかが課題となっている。今回の会合ではいまの金融緩和策をより柔軟に運用できるようにすることなどが議論しているとみられる。また今回の会合では日銀は3カ月ぶりに3年間の消費者物価の見通しを示す。企業の価格転嫁の動きが広がる中、今年度の物価の見通しを2%台に引き上げるとみられている。日銀は議論を経て当面の金融政策の運営方針を決定し、植田総裁が記者会見で説明することにしている。
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URL: http://www.boj.or.jp/
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