外国為替市場で27日、円相場が1ドル=158円台に下落した。およそ34年ぶりの円安水準を更新している。外国為替市場では、日本銀行が26日に今の金融政策を維持することを決めたことを受け、日米の金利差が当面縮まらないとの見方が広がりより高い金利で資金を運用しようと円を売ってドルを買う動きが強まった。円相場は1ドル=157円台まで下落。その後も円売りが止まらず27日に158円台に突入した。およそ34年ぶりの円安水準。市場で警戒感が強まっている政府日銀による円安阻止のための円買い介入が行われないまま円を売る動きが一段と進んでいる。