メガバンク3行は、既に住宅ローンを契約している顧客について、基準となる金利を0.25%程度上げる方向で調整している。1月に日銀が行った追加利上げを受けた措置で、4月から基準金利が引き上げられ、6月か7月の返済分から実際に新たな金利が適用される見通し。4月以降に新たに変動型の住宅ローンを借り入れる顧客の基準金利も上昇する見通しで、大手銀行で0.25%、みずほ銀行については、0.15%上昇すると見られる。銀行が設定する“激変緩和措置”で毎月の返済額が直ぐに増えないケースもあるが、利息分が増えるため総返済額は増加することになる。