企業の間では最新のデジタル技術を活用して被災状況の把握や復旧作業を迅速に進める取り組みが行われている。NECは災害が起きる前と後の衛星画像をAIで解析し大規模な地震や大雨などの際、被災状況を迅速に把握する技術を開発した。住宅の損壊の程度や道路へのがれきの流入などをすぐに確認できるということだ。セブン-イレブン・ジャパンは大規模な災害に備えてコンビニの物流網を強化しようと新たなシステムを開発。被災した店舗で飲料水や食料品などの在庫がどの程度不足しているかリアルタイムで把握できる。会社では要請を待たずに商品を届けるいわゆるプッシュ型の支援を構築したいとしている。