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「日立アカデミー」 のテレビ露出情報

コロナ禍以降、企業を取り巻く環境は大きく変わって価値観も多様化している。こうした変化に主体的に対応できる人材を育てようと今、企業では模索が続いている。先月、行われた大手電機メーカー「日立製作所」の研修の舞台は山の中。参加者は森林警備隊となった想定で山林の警備にあたる。外来種のカエルの駆除、迷子になった子どもの救助など6つの課題を制限時間内に行うことが求められる。グローバルに事業を展開する大手電機メーカーとそのグループ会社が多様な課題に対応できる人材を育成するためこの研修を取り入れた。登山には5人1組、チームには鉄道部門の開発者、エネルギー関連の研究者などさまざまな分野から選ばれた技術者が集まった。医療機器の研究をしている近藤健史は職場では将来のリーダーとして期待されているがコミュニケーションが苦手で悩んでいた。舞台は茨城県の足尾山、山頂近くにあるゴールを6時間余りで目指す。開始早々、チームに問題が発生。時間内にすべての課題をクリアするのは困難な設定のため焦りから現在地の確認がおろそかになり道を間違えてしまった。元のルートに戻ることにしたが、対応も遅れ30分のタイムロスが出てしまった。そして最初の課題、外来種のカエルの駆除の場所に到着。隠されたカエルのフィギュアを探すミッションに挑んだ。想定外の状況にメンバーから次の課題に移るべきだと意見が出た。それぞれが自分の性格や職場の経験から意見を出し合う中、コミュニケーションが苦手だという近藤は課題にぎりぎりまでこだわるべきだと思いをぶつけた。近藤の呼びかけにメンバーも納得してカエル探しにトライし、外来種の駆除に成功した。次は迷子の救助。駆除の成功で一丸となったチームは広大な山林から救助に成功した。チームは制限時間内にゴール。すべての課題のクリアはかなわなかったが大きな経験を得ることができた。社員研修に詳しいリクルートマネージメントソリューションズの藤江嘉彦主任研究員によるとコロナ禍以降、答えがない中で何ができるかといった研修のニーズが高まっている。変化の時代に主体的に行動できる人材がより求められるようになってきているという。

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