村松さんの日経平均予想レンジは31350円~31850円。村松さんは「中東情勢が重くのしかかっている。市場においてはイスラエルとハマスの戦闘においては国際金融市場への影響は限定的。ただ周辺国への戦線拡大、イランの動向に関して神経質になっている。世界の各国でテロや暴動という展開は折込みきれない。原油価格や天然ガスなどの価格で不安定になる」などと述べた。きょうの注目ポイントは「米国株を左右する5つのキーワード」。村松さんは「キーワードの頭文字をとってASEAN。Anomaly、大統領選挙のアノマリー。大統領選挙の前年の第4Qは最も好調な時期。Semiconductor cycle半導体、去年から今年にかけて厳しい環境だった。24年は回復の1年になるとみられている。半導体関連企業の株価は株式市場全体への影響が大きい。EPS1株利益、第2四半期が業績の底、今期は回復が見込まれている。第4四半期から24年、25年にかけて高い業績見通しが続くという期待。AI人工知能、生成AIはまだ初期段階、、引き続きマーケットの期待を集める。その中心にいるのはアメリカの大手企業。Normalization金融正常化、22年から足元まで5か国の政策金利の累積利上げは20%を超えている。24年は下がっていく。FOMCでは24年の利下げの見通しが4回から2回に減少したことでタカ派さプライズとなった。FRBの示す2.5%に対しFF金利は高すぎる。FRBは金融正常化で利下げができると思う」などと述べた。