日経平均株価がバブル期の1989年12月を超え史上最高値を更新。バブルが崩壊した後は金融危機が起きて株価は長い低迷に入り、リーマンショック後の2008年10月にはバブル崩壊後の最安値を更新。アベノミクスと日銀が打ち出した大規模な金融緩和により株高が進み、コロナ禍がありつつも日本やアメリカなどの金融緩和策強化により2021年には3万円台に到達。この株価水準が続くのか、日本経済の実態を反映しているのかについては様々な見方があるが、市場関係者からは長引く低成長とデフレから抜け出す象徴的な意味があるといった声が出ているという。株価上昇の要因として、アメリカの株価上昇、日本企業の好調な業績、円安の進行などが挙げられる。一方投資余力がない人は直接的な恩恵を受けられないという面があり、日本経済の消費や投資も力強さに欠け、世界を席巻したような当時ほどの存在感はない。