東証株価指数がバブル期につけた最高値を更新した。けさ、一時2890.52ポイントと1989年12月につけた2886.5ポイントを上回った。円安を追い風にした自動車などの輸出関連株や長期金利の上昇で収益の改善が期待される金融株が上昇をけん引した。225の銘柄で構成される日経平均とは違い、TOPIXは東証に上場する主要企業の全体的な値動きが反映されるため、市場からは「正真正銘のバブル超え」との声が上がっている。ただ実体経済との解離は依然として大きく、上昇する株価が経済全体にどう波及していくかが今後の焦点となる。