きょうの日経平均株価は米国の株安や円高を背景に売り注文が膨らんで終値としてもことし最大の値下がり幅となった。24日のニューヨーク市場で、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数がことし最大の下落率となるなど株価が大幅に下落。また、外国為替市場では円を買ってドルを売る動きが強まり、およそ2か月ぶりの水準となる1ドル=152円台まで値上がりしているため、東京市場でも輸出関連の銘柄を中心に売り注文が膨らんで、日経平均株価は一時、1300円以上値下がりし、終値はきのうの終値より1285円34銭安い3万7869円51銭とおよそ3か月ぶりに3万8000円を割り込んだ。市場関係者は「米国の株安に円高が重なったことで、業績の先行きへの警戒感が出て、投資家心理が急速に悪化している」と話した。