日経平均株価がおととい、過去最大の下落幅を記録した東京株式市場だが、きのうは一転、取引開始直後から全面高の展開となった。外国為替市場で円安が進んだことや米国の経済指標が市場予想を上回ったことも相場を押し上げている。平均株価はおとといに比べ3217円4銭高い3万4675円46銭で取引を終了し、上げ幅は過去最大となった。こうした中、きのう財務省、金融庁、日銀は緊急会合を行い、急激な株価の変動について協議した。会合後、三村財務官は記者団に「引き続き政府と日銀で緊密に意思疎通を図り連携していくことを確認した」と述べている。