ピクテ・ジャパン・糸島孝俊さんがスタジオできょうの株価の見通しについて解説。日経平均予想レンジ:3万7500円~3万8300円。米国は小高くかえってきたが、為替は円高。きょうは為替に左右される一日。物色は期末ということで配当銘柄が買われるかどうか、中国関連株が物色されるかに注目。注目ポイント:「戻り売り」スタンス継続か。グラフ「日経平均」。引き続き戻り売りスタンスと考えている。当面のレンジは高値が3万9000円前後、安値が8月5日の3万1000円前後とみている。10月、11月のどこかで3万5000円前後~3万1000円前後へのレンジの下限に近付き、二番底になる可能性もある。10~11月の下落要因:日米金利差縮小による円高→輸出関連企業の業績下方修正リスク。日米金利差が一段と縮小すれば再び円高が進み、日本株には逆風。日銀金融政策決定会も12月19日か年明けの会合で追加利下げの決定がなされる可能性が高い。自民党総裁選もどの候補が勝利するかで為替にも影響を受ける。また、2つ目の要因としては、アメリカの大統領選挙の行方・地政学リスクなどによる企業容積の鈍化懸念になるなどと解説。