およそ2カ月ぶりに一時1ドル=150円台をつけた。きのうの外国為替市場は日銀の次の利上げが早いのではないかとの見方が広がり、金利の上昇を見込んで円を買う動きが増え、一時1ドル=150円台まで円高が加速。150円台となるのは去年12月上旬以来、約2カ月ぶり。これを受けて日経平均株価は、自動車など輸出関連銘柄に売り注文が出て前日からの下げ幅は一時300円を超えた。終値は279円安い3万8787円だった。こうした中、昨日の夜アメリカの1月の雇用統計が発表された。農業分野以外の就業者数は市場予想をやや下回った。ただ雇用環境は堅調に推移していて、FRBが次回の利下げを見送るとの見方が強まっている。その後、円相場は1ドル=151円台で推移。