きょうの株の見通しについて圷正嗣氏がスタジオで解説。圷氏の予想レンジは34350円~34450円。きょうの東京市場は、アメリカでトランプ大統領が自動車関税の一部免除を示唆したことを受け、本日は大幅な続伸展開を見込んでる。注目ポイントは、「波乱相場の下値めど」。相場は現在が多めの底値圏になっているのではないか。「TOPIXリビジョンインデックス」と「TOPIX12ヵ月先予想PER」のグラフを確認。今後、本当に業績が悪化するのであれば、それを織り込んだ12ヵ月先予想PERは、現在の見た目よりも高くなるはず。「TOPIXのEPS」と「アメリカ失業率」のグラフを確認。深刻な危機の局面では、EPSのボトムスは前年比10%減になる。その後、米国景気後退局面になると、EPS前年比20%減が織り込まれる必要がある。その場合、日経平均が2万8000円台まで下がっても不思議ではない。アメリカで失業者が増えることは、トランプ政権にとって許容できるものではない。相場もそこまでは織り込まないのでは。