アメリカの関税措置をめぐる動きに株式市場が大きく反応した。きょうの東京株式市場は取引開始直後から買い注文が広がり、日経平均株価は約15分で去年7月につけた取り引き時間中の史上最高値を上回った。その後も買い注文が続き午前の終値は先週末の終値と比べると1029円高い42849.67円。株価上昇のきっかけは関税措置をめぐり、アメリカ側から大統領令を適時修正すると説明があったこと。またアメリカが中国への追加関税の一部停止期限延長と発表したことで、貿易をめぐる米中対立は避けられる見方が広がったことも株価上昇に繋がっている。市場関係者は関税措置をめぐる動きを受け投資家の間でリスクを取ろうという姿勢が強まっていると話している。