東京株式市場は2日連続で、日経平均株価が史上最高値を更新した。取引開始直後に史上初の4万3000円台を突破し、終値は、きのうに比べて556円高い4万3274円だった。終値ベースでも、史上最高値を更新した。株価上昇の要因は、トランプ関税の不透明感が薄らぎ、安心感が広まったこと。アメリカでも関税措置を受けた物価上昇が懸念されていたが、昨夜発表された消費者物価指数が市場予想を下回ったことから、ニューヨーク株式市場が大きく上昇し、日経平均株価を押し上げた。市場関係者からは、年内に4万5000円という予測も出ているが、株価上昇が続くかは、企業業績の改善がかぎとなる。