きょうの株価の見通しについて松井証券の大山季之が解説。日経平均予想レンジは58300円から58700円。日本株は引き続き中東情勢のヘッドラインに振らされると予想。原油、金利、ドル、グローバル株式の動向をあわせて見ていく展開を想定。中でも米国企業の決算に注目。直近の決算は様々な制約が課されている中でも好調。マーケットは景気循環株と質の高い成長株が株価の戻りを主導。日本株もこれらの押し目を狙うスタンス。注目ポイントはプライベートクレジット問題の底打ち。ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースはじめ大手金融機関が1月から3月期決算を出してきた。投資銀行収益が好調で、マーケット部門はボラティリティーが高い中、収益化に成功。投資家は非銀行貸付の損失が出てくるか心配していたが、ほとんど問題にならなかった。三井住友FGのプライベートクレジット資産の場合、貸出残高の1パーセントに過ぎない。貸付先の損失が予期せぬ形で出てくる可能性は否定できないが、金融機関のマネジメントの言うシステミックリスクにはならないと思われる。貸し付けているBDCは財務健全性を守るために自己資本に対する負債が制限されているので、レバレッジが膨張しているわけではない。自己資本比率を守るため資産を売却することになっても、超長期投資家の需要がある。三井住友が出資するジェフリーズは収益の約半分が投資銀行部門だが絶好調。三菱UFJのモルガンもしかり。プライベートクレジット問題による米銀の与信費用の増加や中東情勢はダウンサイドリスクになるが、邦銀には軽微と予想。
