今回のスターは宮大工の本村克裕さん。宮大工は神社や寺など伝統的な木造建築を専門に手掛ける職人で、木組みの技術が特徴。19歳で宮大工の道に進むと、これまでに100件近くの修復を手がけてきたそう。本村さんの作業場があるのは神奈川県の半原地区で、過去には半原宮大工と呼ばれる人たちがいたが、今や全国で宮大工は1000人以下と言われている。その少なさの理由のひとつが修行の厳しさで、棟梁のもとに弟子入して住み込みで10年ほどかけて修行するのが一般的で、さらに実践の現場に出るまでも時間がかかるため途中で辞める人が多いという。なり手の減少に危機感を覚えた本村さんは4年前に宮大工を育てる全寮制の塾を開いた。特徴は3年間で効率的に学ぶカリキュラムで、目標を明確にすることで今の若者にも受け入れやすくなっている。また修復先に協力してもらって塾生が現場で作業する機会を設けていて、他の宮大工の仕事を見ることも学びとなっているとのこと。
