温泉療法専門医・東京都市大学・早坂信哉教授は「夏こそ湯船につかって疲労回復を!」とのこと。夏の屋外は暑さが厳しく、屋内はエアコンで体が冷えるため、交感神経がONの状態に。夜の入浴で副交感神経をON→就寝前にリラックモードに切り替える。夏の入浴のポイントは、体温を上げずに湯船につかる。ぬる湯がオススメ。36〜38℃の体温に近い温度に20分程度つかりリラックス。熱くも冷たくもない不感温浴をすることで、お風呂上りの汗が止まらないという状態が起きにくくなるという。また、ぬる湯でもむくみ改善が期待でき、シャワーだけよりも湯につかる方が汚れや皮脂が落ちやすいという。ただし、ぬる湯は血流を良くする働きは弱いため、炭酸系入浴剤を入れると良い。湯舟タイムについて、早坂教授は「リラックスできていれば何でもOK、仕事はおすすめしません」。1度のお風呂タイムで体内から抜けていく水分は500〜800ml。入浴前後で1〜2杯の水分補給を。早くも教授は「水分を補えるものなら基本的に何でもOK、夜の入浴後の場合、コーヒーは避けた方がいい」。