日本時間のきのう、12日に渡ったカンヌ国際映画祭が閉幕。最高賞のパルムドールには、イランの監督による映画「シンプル・アクシデント」が選ばれ、早川千絵監督の「ルノワール」は残念ながら受賞を逃した。パルムドールを競うコンペティション部門に日本作品で唯一ノミネートされ、世界中で高い評価を得た「ルノワール」でひと際輝きを放っていたのが、オーディションで主演の座を掴んだ鈴木唯さん(12)、現在中学1年生。唯さんが演じたのは、闘病中の父と仕事に追われる母と暮らす11歳の少女フキ。監督が特に惚れ込んだというのが、表情でみせる演技。史上最年少主演女優賞は惜しくも逃したが、「注目すべき10人の才能」の1人と評された唯さん。番組は、カンヌから帰国した唯さんに単独インタビュー。唯さんは、自身のスマホで撮ったカンヌでの初出し写真をともに思い出を語ってくれた。リリー・フランキーさんとハートポーズで撮影。リリーさんには、上映会場への大きな階段でエスコートされる場面も。空き時間には楽しみにしていた観光もでき、カンヌのレトロな街並みや海辺を散策。鈴木唯さんは、「私は元々“本当の自分って何だろう”って考えることがあるが、このまま俳優を続けていくと本当の自分に会える気がするので、“もっと続けたい”と思ったものでもあった」などとコメントした。