早田ひなは今年5月の世界卓球で、中国の王芸迪を撃破した。さらに10月のアジア大会でも王芸迪を下し、その後の国際大会で2週連続優勝した。伊藤美誠は早田の強さに何本もしっかり打ち合えるのでそこが強みになっているという。早田と王芸迪の戦いは2021年の世界卓球。このときは早田が敗戦したが、5球目以降の得点では王芸迪は37%。早田は25%。しかし今年の世界卓球では、早田が47%と相手を上回った。ラリー戦でひときわ強さを誇る中国選手。引けをとらなくなったのが今の早田の強さを示す。ここまで勝ち上がってきたのは2年前の決意にある。補欠となった東京五輪2020で決心がつき、食事のとりかたや睡眠時間の調整もかえた。