93年ぶりのベスト8、そして初めて夏の3勝という足跡を残した大社高校野球部がきのう島根県出雲市の母校に凱旋した。石原勇翔主将は「この結果をつかむことができたのは地域の皆さま、島根県民の皆さまのたくさんの応援があって、力に変えることができ試合に勝てることが出来ました」「本当に毎打席鳥肌が立つような応援をしていただきありがとうございました。この応援は自分の人生の中で宝物です」などと話した。歴史的な3勝という偉業。大社高校の初戦は大会5日目、報徳学園との対戦だった。先発はプロ注目の今朝丸裕喜。下条心之介の一打で初回から2点を先制をあげるなどし、3-1で63年ぶりの勝利を果たした。伝説の試合とも言える試合は3回戦・早稲田実業との一戦。大社は延長11回、サヨナラのチャンスでエーズ馬庭がタイムリーを放ち劇的勝利となった。2回戦の創成館戦を含め、2試合連続の延長タイブレークを制した大社だったが、一昨日の準々決勝。対するは九州の強豪・神村学園。8-2で6点を追う最終回、気迫でつなぎ満塁のチャンスを作ったが、107年ぶりのベスト4とはならなかった。甲子園ベスト4の準決勝は今日行われる。