問題となったのは早稲田大学政治経済学部の講義。期末試験での採点方法について教授が学生に対し「不自然な解答は無効にする」と連絡。この講義の期末試験はマークシート形式。教授が言う不自然な解答とは“当てずっぽう”で記入した解答のことで、たまたま正解した場合は不正に点数を得ることになるとして、わからない問題は空欄にするのが当然と指摘。「注意事項を無視した答案は『一律0点』にした」とテスト自体を0点にしたという。学生からは「不正じゃないかどうかの判断基準がわからない」などの声があった。学生を取材すると、今月1日発表の成績時には単位が取得できていなかったという。その後、大学側が当該教授を厳重注意し客観的な基準に基づく成績の再評価を指示。単位を取得できなかった学生も成績が修正され単位が取得できたという。早稲田大学は今後も学生からの問い合わせに対し丁寧に対応するとしている。