医学的な研究をもとに作成されたイラストは、ある生活を送り続けた人間の2050年の姿だという。その生活とは「座りすぎ」。今、座りすぎという新たな健康リスクに世界が警鐘を鳴らしている。去年8月、ドイツの大学と保険会社は「座りすぎが心筋梗塞や慢性疾患のリスクを高める」という調査結果を発表。さらにアメリカの研究者の著書「GFT UP!座りっぱなしが死を招く」には、目を疑うような「座りすぎは新たな喫煙。1時間座ることで寿命は2時間縮む」との言葉が。長時間座り続ける生活は喫煙に匹敵するほどの影響を体に及ぼすと指摘。1日の座る時間が6~8時間に達すると、心筋梗塞などのリスクが上昇するといい、約147万人を調査した研究によると、1.29倍になるという。さらに1時間座ると心血管疾患のリスクが1.05倍増加するという。世界で最も座っている時間が長い国が日本。シドニー大学などの調査によると、日本の成人が平日に座っている時間は7時間。世界20の国と地域で最も長かった。Mr.サンデーは座りすぎが体にどんな影響を及ぼすかを探るため、早稲田大学所沢キャンパスを訪ねた。そこでは全員が立ったままデスクワークをしていた。高さを変えられる昇降デスクに加え、腰痛対策椅子があった。日本の座りすぎ研究の第一人者・早稲田大学の岡浩一朗教授は、日本でも珍しい座りすぎの実態を調査する「身体活動・座位行動科学研究所」を立ち上げた人物。そもそもなぜ座りすぎは体に悪いのか。
