中学受験をテーマにした家族小説「問題。以下の文書を読んで、家族の幸せの形を答えなさい」。著者の早見和真さんはドラマ化された「笑うマトリョーシカ」や、2025年本屋大賞候補作「アルプス席の母」など話題作を次々と生み出す人気作家。最新作は、中学受験に挑戦する小学生が主人公。今いる場所から逃げ出したいと思う少女が、家族と離れるため遠く離れた中学校を受験。そこからバラバラになりそうだった家族が受験を通して成長していく物語。早見さん自身も中学受験をしていて、自身が大人になった時に結婚して娘ができて、娘も中学受験をすることになった時に父親として立ち会うのがなんか面白かったという。初めて父と娘の間に物語が生まれる瞬間が家族の中であったという。