同じきょうだい会のメンバーでも、兄姉の立場と弟妹の立場では気持ちが違うという。北海道に住む香織さんは夫と2人暮らしで、4歳上の兄に知的障がいがある。兄の介護は母が一人で行っていた。兄は学生時代は寄宿舎で、現在は入所施設で生活している。母の思いは常に兄にだけ向けられていたと感じている。父からは優秀であることを期待され、進学でも就職でも良い結果を出した。大企業を退職して旭川市役所に転職し、福祉関連の部署に配属された。香織さんは、仕事のやりがいで決断したので家族のために戻ってきたわけではない、両親のために転職したと思われるのは嫌だと話した。
