神奈川・小田原市の小田原城では三方が巨大な池で囲われ、武田信玄、上杉謙信すら苦戦を強いられ、本丸まで到達することはできなかった。残る一方には人工的に溝を掘り、敵の侵入を防いでいた。また、関東特有の地層「関東ローム層」により、粘土質で滑りやすいのが特徴。5代目の北条氏直は堀、土塁で城下町ごと城を囲い、南側には海、東側には湿地帯が広がっていたとされる。北条氏は土地の特性を巧みに活かし、創意工夫を積み重ねていた。
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