JAXAで始まる国内初の試み、小原さんたちのチームが用意したバイオ燃料で発電機を動かす。JAXAの田渕さんたちがカウントダウンして、試験開始。バイオ燃料を発電機に流し、正常に作動するかどうかを見る。発電機に燃料が行き渡ったところで照明のスイッチを切り、もう一度灯ればバイオ燃料で発電できていることになる。すると、電気がついた。試験は無事成功。使用したノズルを確認すると正常に動き、心配された目詰まりもない。今後は種子島産の炭で実験を重ね、実用化を目指していくことになった。
小原さんの周りに集まった仲間が、知恵を出し合い支え合うプロジェクト。メンバーの1人は、今回の試験の前に神社に参拝しお守りを買ってきていた。小原さんの20年来の取り組みに共感し参加する各社、事業として成功させようとともに頑張っている。
種子島に戻った小原さん、重油に混ぜる炭の開発に動いていた。目をつけたのがサトウキビの搾りかす「バガス」。すでに種子島ではバイオ燃料の1つとして使われている、製糖工場を動かす重要なエネルギーになっていた。重油を使う場合と比べ、年間約8億円削減できている。収穫量が多い新種のサトウキビ「はるのおうぎ」、バガスの量も多く工場内のエネルギーとして使っても2割ほど残っていた。小原さんは、これを有効活用しようと考えた。
種子島から遠く離れた、金沢市の工場に小原さんがやってきた。ここは、有機物を炭にする装置のメーカー。すでに運び込んでいたのは「はるのおうぎ」のバガス。余っていたバガスを炭にし、重油と混ぜることができれば一石二鳥。バイオ燃料としてサトウキビの活用法が広がる。さらに炭を作る時に出るガスも冷やすと油が取れる、見た目はまるで原油。精製して分離すればプラスチック原料として使える、プラスチック製品をバイオ由来のものに代えられればCO2の削減につながる。実現すれば良いことづくめ。国産バイオ燃料への挑戦は一進一退、それでも小原さんは前だけを見ている。そんな小原さんに注目していた国があった、そこには大きな期待があった。
小原さんの周りに集まった仲間が、知恵を出し合い支え合うプロジェクト。メンバーの1人は、今回の試験の前に神社に参拝しお守りを買ってきていた。小原さんの20年来の取り組みに共感し参加する各社、事業として成功させようとともに頑張っている。
種子島に戻った小原さん、重油に混ぜる炭の開発に動いていた。目をつけたのがサトウキビの搾りかす「バガス」。すでに種子島ではバイオ燃料の1つとして使われている、製糖工場を動かす重要なエネルギーになっていた。重油を使う場合と比べ、年間約8億円削減できている。収穫量が多い新種のサトウキビ「はるのおうぎ」、バガスの量も多く工場内のエネルギーとして使っても2割ほど残っていた。小原さんは、これを有効活用しようと考えた。
種子島から遠く離れた、金沢市の工場に小原さんがやってきた。ここは、有機物を炭にする装置のメーカー。すでに運び込んでいたのは「はるのおうぎ」のバガス。余っていたバガスを炭にし、重油と混ぜることができれば一石二鳥。バイオ燃料としてサトウキビの活用法が広がる。さらに炭を作る時に出るガスも冷やすと油が取れる、見た目はまるで原油。精製して分離すればプラスチック原料として使える、プラスチック製品をバイオ由来のものに代えられればCO2の削減につながる。実現すれば良いことづくめ。国産バイオ燃料への挑戦は一進一退、それでも小原さんは前だけを見ている。そんな小原さんに注目していた国があった、そこには大きな期待があった。