ブッラータは手に入りづらいチーズの一つ。ブッラータを国内で生産する動きは広がっている。東京・高輪にある800°DEGREES NEWoMan TAKANAWAはロサンゼルス生まれのピザレストラン。薪窯で焼き上げたピザの新鮮なルッコラと生ハム、その上にはブッラータがナイフを入れるとクリームが広がる。新鮮さの秘密は国内の生乳を使い、店舗の近くの工房で製造している。今年の夏にオープンしたチーズ工房は、元々明治の新規事業プロジェクトから誕生した。生乳あまりなどが社会課題になる中で、酪農家の数は年々現象。一方で、国内でのチーズの消費量は増加傾向にあるという。そこで、北海道・十勝で絞った生乳を使ってカードというチーズの元を作り、それを東京に運び最終的な製造を行うことで酪農家の支援と出来立ての美味しさを提供できるという。一つ一つ手作りしており、マイナス30度で急速冷凍し、出来立てと変わらない風味を保ったまま、レストランなどで提供することが可能に。生乳の生産調整も不要になったという。ブッラータがモッツアレラチーズの切れ端を美味しく食べるために考え出された。
