劇症型溶連菌感染症は早期対応がカギとなる。初期症状は38℃を超える発熱、局所の強い痛み(傷口のまわりが赤くなる・腫れが短い時間で広がる)、意識障害だと紹介された。疑わしい症状が出た場合について、昭和大学医学部名誉教授・二木芳人名誉教授は「一刻も早く治療をしなければいけない。まずは救急車を呼ぶ。救急車を呼ばない場合でも医師に診てもらい、緊急性を判断してもらうことが大事。」と説明した。治療法は抗生物質の投与で、これにより症状が改善されることもある。皮膚が壊死している場合、壊死部分の切除を行うという。そもそも感染しないためには、伊藤博道院長によると「基本的な予防法が大切」としている。夏の服装について、長袖・長ズボン・運動靴で傷を作らない心がけが大切だとした。傷が出来てしまったら、すぐに洗浄・消毒してガーゼやばんそうこうですぐに処置することによって感染確率はかなり下がると説明された。二木さんは痛みがどんどん強くなる・範囲が広がると、医療機関を受診するといいという。傷口でない場合は、風邪のような症状があるかどうかだとのこと。今の時期から増える可能性があり、またおさまって寒い時季に増えるのだという。消毒薬は市販されているものすべて効くと伝えられた。夏は複数の感染症が流行している。現在増えているのはヘルパンギーナ。症状は、38℃~40℃の発熱、口の中や喉の奥に小さな水ぶくれができるという。特効薬がなくて急性心筋炎など引き起こす可能性があるとのこと。こちらも、うがい・マスクで効率に予防できると伝えられた。