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「景洪ダム」 のテレビ露出情報

メコン川の全長は、東南アジア最長のおよそ4800kmで流域面積は日本の国土の2倍以上。流域に住む7000万人以上の生計を支えているとされている。茶色く濁った水には泥や栄養が含まれ地域の漁業や農業を支えている。だが今年メコン川から海水が逆流した影響で稲がほとんど枯れてしまったという地もあり、熱波による干ばつに加え、近年川岸の浸食が進み、周辺に住んでいたほとんどの人が自宅の倒壊を恐れて引っ越した。地元当局はこの原因の1つに川底の砂の大幅な減少だとし、経済成長に伴う建設ブームでコンクリート用に使う川底の砂の採掘量が増える一方、上流から流れ込む砂の量が大幅に減少。その結果川の流れが変化するなどして、川岸が影響を受けている。約5年間で、2500軒以上の家屋が川底に沈んだという。世界各地の河川の調査などを行っている米国のシンクタンク・スティムソン・センターは、川の異変を分析し、上流に位置する中国が近年流域でのダム開発が相次いでいる。それらのダムの影響で水位の低下が起きたり、過去数十年でベトナムに流れ込む土砂の量が大幅に減少したりしているとみている。ラオスやカンボジアでも増加する国内の電力需要に加え、電力による外貨獲得を目的としたダムが中国の支援で建設されている。今後も中国が周辺国を取り込みながら、豊富な資金力でインフラ開発への関与を深めていくだろうとされている。

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