きょう学ぶ映画は「ポトフ 美食家と料理人」。第76回カンヌ国際映画祭・最優秀監督賞に輝いた。舞台は100年前のフランス、美食家のドダンと彼が思いついたメニューを再現する料理人・ウージェニーの2人は皇太子をもてなすメニューを考案することに。食に妥協しない2人の毎日を描いている。宮世琉弥さんのリスペクトポイントは「まるでグルメ番組!30分の調理シーン」。この映画の大きな見せ場の1つは、2人でフルコースの調理シーンで約30分に渡って描かれている。これらの料理はフランスの三ツ星シェフが監修して作られている。また劇中に流れる音楽が一切なく、そのかわりに食材を焼く時の音など食欲をそそる音を存分に生かしている。2人が料理に励む部屋は19世紀末に使われたフランスの厨房をイメージ、当時の調理器具を手にするキャストもその使い方を学びながら役作りに励んだそうだ。映画は公開中。