北朝鮮メディアは、韓国とつながる道路と鉄道の一部をおととい爆破したことをけさ写真とともに報じた。きょう付の労働新聞は一面に道路や鉄道が爆破される瞬間の写真を掲載。朝鮮人民軍がおととい東部と西部にある道路と鉄道の60mの区間を爆破して完全に封鎖したとしていて、“北朝鮮と韓国の領土を徹底的に分けるための段階的措置”の一環だという。また、“爆破は韓国を「敵対国家」と規定した憲法に沿った措置だ”としていて、北朝鮮は今月行われた最高人民会議で韓国を「敵国」と明記する憲法改正を行ったとみられる。北朝鮮は内部向けの報道で、今回の爆破を伝えることで統一政策の方針転換を市民に強く印象付ける狙いもあるとみられる。