今回のララNOTEは日本最大級の山椒農園「きとら農園」の園主・新田清信さんが監修。伊藤沙莉が和歌山県有田川町の標高600mにある農園を訪れた。この日の気温は約30℃。山椒の生育には15~25℃が適温とされ、今年は雨も少ないので良くないという。きとら農園には1000本以上の山椒の木がある。収穫は全て手作業だという。この農園で栽培する「ぶどう山椒」は強い辛味と濃厚で爽やかな香りを持ち、“緑のダイヤモンド”と呼ばれる。ぶどう山椒は江戸時代後期に有田川町で突然変異で生まれたという。伊藤が収穫に挑戦した。ぶどうの収穫に用いる「ぶどう摘粒鋏」を使う。バネがついていて楽に切れる。山椒はミカン科サンショウ属の植物で柑橘類の一種。果皮にはみかんと共通の香り成分「リモネン」が含まれる。生の山椒を齧ってみると、柑橘類のようなフルーティな香りがするという。